2.プロローグ
真鍋和(藤東知夏)
作詞:大森祥子
作曲:前澤寛之
襟足吹き抜ける 1秒ごと冷たくなる風
蜻蛉たちの羽音 金木犀の香り
こんな日の暮れ時には 淋しく誰か想いたい
なんてね 空がね 透き通るから、素直になるよ
私は今どのあたり?
小説としたら何ページ目あたり?
まだまだプロローグ 恋にさえ出会う前だし
“大好き”を追いかければいい?
“楽しい”を信じてゆけばいい?
茜色に染まる 希望だけ深呼吸した
銀杏の並木道 枯葉まとい冬を待つ地球(ほし)
長く続く影 ほの甘いココアの味
こんな日の暮れ時には 優しく誰か守りたい
なんてね 願うのは 強さじゃない、弱いからかも
私は今どのあたり?
歌うとしたら何フレーズ目あたり?
つたないメロディ 勇気の言葉探してる
不安なら打ち消せばいい?
涙は何度でも拭えばいい?
紺碧に光る 流星に手を伸ばした
私は今どのあたり?
小説としたら何ページ目あたり?
まだまだプロローグ 恋にさえ出会う前だし
“大好き”を追いかければいい?
“楽しい”を信じてゆけばいい?
茜色に染まる 希望だけ深呼吸した
胸いっぱい深呼吸した
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